今日はSonomaに用事があったので、その帰りにゴールデン・ゲートブリッジを背景に写真を撮りました。
ゴールデンゲートブリッジは、南行きのみ有料で北行きは無料です。サンフランシスコ湾に面した一帯をベイエリアと言いますが、ベイエリアにかかっている橋はサンフランシスコ半島に向かう方向の片道のみが有料。半島から出る方向は無料です。ゴールデンゲート・ブリッジには北行きに使われていない料金所ゲートが残っているので、昔は双方向で料金を取っていたのでしょう。片道のみ有料ですが、橋を通って半島から出た場合、橋を通って戻るのが普通なので、片道で料金を徴収するときに実質往復分徴収しておくのは、合理的な方法だと思います。ちなみに、料金は$6でした。
昔、私が住んでいた時には$5札でお釣りが来たような気がします。
ベイエリアの橋は、すべて車軸数で料金を分けていて、普通の乗用車の場合は車軸は前後に1つずつ合計2軸です。少し大きめのトラックになると後車軸が2軸になるので前と合わせて3軸。さらに大きいトラックには前2軸、後2軸となって4軸。ビッグリグとも呼ばれる大型トレーラーにると、トラクターと合わせて前3軸、後2軸の5軸や後3軸の6軸になったりします。このように軸数と車両の大きさはおおよそ比例関係にあるのと、外観での判別が容易なので、合理的な分け方だと思います。
ちなみに、日本のETCに相当する自動料金徴収システムももちろんあって、FasTRACKと言います。ゲートには、日本のようなバーはありません。日本のETCを通る度に、あのバーは必要なのかなと思います。バーがなくても、99%以上の人はきちんとETC経由で支払っているだろうし、そもそも有人のゲートにはバーがありません。だから、バーはなくてもいいんじゃないかと思います。
もうひとつちなみに、全米で統一された自動料金システムはありません。FasTRACKはベイエリアローカルです。基本的に行政は州単位だし、そもそも有料道路自体が少ないので、全米で統一する必要性があまりないからです。