C7コルベットに搭載されるLT1エンジン。
GMのコルベット・エグゼクティブ・チーフエンジニアのTadge Juechterの公式プレゼンテーション資料には、BMWエンジンとの明確な比較が載っていました。日本企業であれば、当社比で済ませてしまうところです。
エンジン全高が109mmも違います。
コルベットは軽量化とともに、低重心にもこだわっていて、ミーティングなどで様々なクルマと並べると、ずば抜けてフロントフード高が低いのですが、そうできる理由がこの低いエンジン高にあるわけです。コルベットエンジンは、過去に一時的にDOHC化に走ったこともありますが、それ以降も再びOHVに戻り、頑固に貫いてきたのは、すべて軽量化と低重心化のため。
他社と比較しているのは、エンジンだけではなく、車両としてのパフォーマンスも。
市場でのライバルはポルシェ911やBMW M3を想定しているようです。
さらに資料はエンジン担当によるパーツ単体の解説に進みます。エンジンオタクなら、見ていて楽しい資料です。
この資料について、下記にて全文を入手可能です。
LT1 presentation 24OC12a.pdf