帰国しました。
今回のUS購入品はこれ。
OBD1にも対応したコードスキャナー。
これはC4ZR-1乗りの友人から頼まれたものです。C4ZR-1はOBD1なので、OBD1対応が必須で、多く出回っているOBD2のみ対応のコードスキャナーより、少し高め。でも、これで価格は$142.48。日本で売っている同等品よりもだいぶ安いです。
(私信:今度の日曜日の美術館OFFにもって行きますので、来られたらお渡しします。お支払いよろしく。)
その下のHAWKのブレーキパッドは、妻のZ4用。
BMWは、噂では聞いていましたが、ブレーキダストがとても多くて嫌でした。BMWファンの人たちは、ダストと引き換えにブレーキの性能が良いと言っていますが、私にはそうは思えません。ペダルタッチに剛性感がなく、パッドの摩擦力も強すぎか、またはブースターのオーバーサーボな感じがします。確かに効きはしますが、スポーツカーではなくセダンのブレーキの感じ。セダンだったらこれでも良いのですが、Z4は着座位置からしてスポーツカー風味なので違和感ありまくりでした。
というわけで、私のZ06とお揃いのHAWK HPSを買いました。ブレーキシステムが違うのでパッドを同じものにしても同じタッチを得られはずはありませんが、少なくともダストは少ないはず。
日本はクルマの部品が高すぎ。日本ではZ4用のブレーキパッドは、ちょっと名の知れたブランドだとフロント用だけで1.5万から2万円以上しますが、これはフロント用が$80、リア用が$66です。日本の感覚だと安すぎて怪しいと思ってしまうかもしれませんが、アメリカでは普通の価格です。というか、リプレイス用の普通のパッドから比べると、高級品の価格になります。
よく、輸入車は部品代が高いと言いますが、その真実は、
「輸入車の部品は日本では高い。」
という事です。たぶん、在庫リスクなど考慮して日本では部品販売のルートでかなり上乗せされているのでしょう。それは日本車の純正部品でも同じで、日本車の部品単体価格とコルベットの同じ機能の部品のアメリカでの単体価格を比べると、大体コルベットの方が日本車の1/2~1/3くらいの値段です。日本車は部品代が高いと思います。
ヨーロッパの事情はよくわかりませんが、アメリカは自動車が基本的に生活インフラなので、自動車の維持に必要な部品は大体安いです。日本の場合、言語という非関税障壁があって多くの人は日本国内で部品を調達しようとしています。それによって、日本の自動車部品流通業界が保護されているのですが、これから多くの人が海外からの購入を気軽にするようになると、だんだんとその構造も崩れていくと思います。少なくとも、愛好者向けのアフターマーケットパーツは、変わらないとダメでしょうね。