今回は質問の2番目。
「上がりのクルマは何？」
について書きます。
具体的な車種をあげる前に、まずは上がりのクルマの条件を考えて見ます。
最新型のクルマは除きます。
最新型のクルマの魅力は、性能が良いとかカッコいいとかは当然ですが、それに加えて「最新型である」ということ自体が魅力の要素になっています。しかし、残念ながらこれは時が経てば旧型になるのは必然。そうすると、当然、新型が魅力的になり相対的に現所有車の魅力が下がります。これは、コルベットを例にしてみると、C6のオーナーはC7のことがとても気になりますが、C2のオーナーはC7の事はそれほど気になりません。長く乗り続けようと思うときに、新型が気にならない、あるいは新型がないというのは重要なことです。
次に、台数の多いクルマは除きます。
人と同じクルマには乗りたくない。しかしながら、他に一台もいないのでは話せる相手がいなくて寂しい。このあたりのバランスが微妙なのですが、少なくともプリウスみたいに前後左右に自分と同じクルマというのは、絶対に避けたい。
2シーターのスポーツカー。
これ重要です。趣味車は2シーターに限ります。2by2や、まして4枚ドアなんていうのは、趣味車のカテゴリーに入りません。これは個人的な趣味の問題なので、誰がなんと言おうとも関係ありません。
歴史または何かしらのストーリーやエピソードがあるクルマ。
クルマの楽しみは乗っている時だけではありません。所有している期間のほとんどは、ガレージに収まっているわけです。天候や体調が悪くて乗れないときもあるでしょうし、調子が悪くて、ガレージの中でバラされているときもあるでしょう。そんな時、ストーリーのあるクルマであれば、そのクルマに関する本を読んだり調べたり。運転していないときでも、知識欲を満たしてくれる楽しみがあります。趣味車にするには、むしろこれが一番大事なことかもしれません。
以上をふまえた上で、現在の上がりのクルマ候補は次の4台。それぞれの詳細については、また個別に記事にするとして、今回は簡単に載せておきます。
1. Corvette Grand Sport Replica (Roadster ver.)
本物のGrand Sportは、確か世界に3台しか存在しないので、もろちんレプリカ。狙っているのは、Mongoose Motorsport社製です。 
2. Ferrari 308GTB Group4仕様
308か328をベースに外装を往年のWRC Gr4仕様にしたもの。某所でプロジェクトが進行中なので、その経過を見ながら考えてみたい。 
3. AC Cobra Replica
スポーツカーマニアなら説明不要のこのクルマ。オリジナルとかコンティニエーションとか、リプロダクションとかレプリカとか、色々とあるみたいですが、細かいことは抜きにして、とりあえず。
実は、興味が出てきたのは、つい最近のこと。 
4. Rally Fighter
これは、日本人では知っている人は少ないかな？ 本格オフロード・スポーツカー。上記にあげた3車種と毛色がだいぶ違いますが、これはなかなか興味深いクルマなんです。 
以上、とりあえず車種をあげておきました。順番は特に関係ありません。
個々の車体については、個別記事で解説していきます。