Corvette Daytona Prototype

GMがコルベットのスポーツ・プロトタイプ・レーシングカーを発表しました。
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コルベットの名を冠していますが、他のスポーツ・プロトタイプと同様、中身はコルベットとはまったく別物の純レーシングカーです。
カウルデザインのところどころに、コルベットをフィーチャーしたデザインは見て取れますが、構造的にはコルベットとは何の関係もありません。

 

 

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C7で採用予定と噂されるリアのスプリット・ウィンドウがあったり、テールランプが伝統の丸4灯だったりしていますが。
コルベット・ファンとして、このレーシングカーを応援する気持ちになるかというと、微妙な感じです。コルベットにはC6.Rという、市販車ベースのGTレーシングカーが活躍しているわけですし、私はあまりスポーツ・プロトタイプというレーシングカーは好きにはなれません。なんとなく詐欺っぽい。とはいえ、NASCARレーシングカーをカムリと名付けたりしているのよりは、よっぽど良心的だとは思いますが。
この、コルベット・デイトナ・プロトタイプは、アメリカのGRAND-AMシリーズを走るそうです。デビュー戦は2012年1月のデイトナ24時間。すでに4つのチームが採用を決定しています。ちなみに、製作はC6.Rと同じPratt&Miller。

公式のビデオ

 

 

実は、コルベットのスポーツ・プロトタイプはこれが初めてではなく、C4時代にはCorvette GTPというレーシングカーが存在していました。
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IMSA GTを走っていて、製作はLola。10.2Lのイーグル・エンジンを搭載して、ル・マン24時間などにもチャレンジしたようです。アメリカでは、そこそこ人気があって、今でもレプリカが販売されています。