ChallengerのUser Guide。
レンタカーを借りて、取説を読むことはまずしないのですが、Challengerは色々と難しいところがあったのと、せっかく借りたのだから機能を知っておきたいという気持ちがあって、読みました。
実は、シートの位置調整の方法がよくわからなくて、調整用スイッチを探して、シートの側面などに手を突っ込んでいたら、プラスチックのエッジ処理が甘くて、指を切ってしまいました。Challengerは、派手な外観と強力なエンジンを積んでいますが、価格は意外と安いので、そういうところで手を抜いているのかもしれません。
User Guideは、最近のクルマにしては珍しく薄くて好感が持てます。最近のクルマのマニュアルは厚さ2cmは余裕でありそうで、読む気を無くさせますが、これはカラーで構成されていて読みやすいし分かりやすい。最近の工業製品のマニュアルにありがちな前半分が警告・注意書きということもありません。
とてもいいマニュアルです。
これがChallengerのキーです。金属部分がまったくありません。レンタカー会社のカウンターでこれを受け取ったときは、スマートキーだと思いました。ドアを開けて運転席に座ると、計器盤に
”Push Brake and START Button”
と表示が出ていたので、一生懸命”START Button”を探したのですが、どうしても見つからず、レンタカー会社の人を探して始動方法を聞かなければなりませんでした。
空港のレンタカー会社は、とても大きいのでカウンターで鍵を受け取ったら、自分で指示されたクルマのところまで行って乗って出る仕組みなので、レンタカー会社の人が傍にいるわけではないのです。また、レンタカーによっては鍵が最初からクルマにささっている場合もあります。
広いパーキングロットのなかでレンタカー会社の人を探すのも結構大変なのですが、やっと見つけてわかったのは、これはスマートキーではなくて、ダッシュボードの穴にこれを差し込んで回す、というごく普通の始動方法でした。
じゃあ、計器盤に表示されている”START Button”って何? と思いますが、どうやらスマートキーを装備しているグレードと共通の表示みたいです。
トランクオープナーの隣のボタンが謎だったのですが、取説を読んだら、リモート・スターターだということがわかりました。
ところで、”PANIC”と書いてある赤いボタン。これは、日本で売っているクルマには付いていないものですが、アメリカではほぼ必ず付いています。これを押すとホーンが断続的に10秒くらい鳴ります。何に使うかというと、広いパーキングロットで自分のクルマをどこにとめたかわからなくなったときに、これを押して自分のクルマを見つけるものです。アメリカのリモコンキーは到達距離が数100mあるので、かなり有効に使えます。
あと、レンタカーを借りた時にいつも謎なのは、このように大抵キーが2本渡されるのですが、キーリングがカシメてあって外せません。せっかくスペアがあるのに、2本同時に持ち歩かなければならないという理不尽さ。なぜだかよくわかりません。