Corvette Feverが吸収された新生Vette。ロゴが新しくなっています。
紙質も印刷も、Corvette Feverから格段にグレードアップしています。これなら満足。
ちなみに、これは昔購読していた頃のVette。2007年のものです。これが古いロゴです。
写真や本文のレイアウトもすっきりと見やすくなっています。
これは、表紙にもなっているLingenfelterのGTR。ツインターボ800馬力。エンジンは定番メニューですが、特徴なのは外装。私は、このスタイルはRicerな感じがして、あまり好きにはなれません。Ricerというのは、アジアンカーっぽいという意味で、どちらかというと侮蔑的に使われる言葉です。日本車や韓国車のことをRice Carと言います。アメリカの雑誌では、最近は日本車と韓国車のことを合わせてAsian Carとまとめている事も多いです。日本ではほとんど見かけない韓国車ですが、アメリカではかつて日本車が席巻していた小型車クラスで韓国車がよく売れているので、日本車と韓国車を同じグループとして見ています。
もちろん、アメリカにはAsian Car好きの人たちもいて、このLingenfelter GTRはそういうテイストを取り入れているのだと思われます。
私の好みは、RicerなGTRよりも、こちらのC4 Grand Sport風A&A Corvetteです。A&AはCorvette Forumなどコルベット系のネット掲示板で有名なAndy Greenのショップです。こっちはスーパーチャージャーでパワーアップを図っています。エンジンよりも、この外装のセンスに惚れました。
これは、LS3のエンジン改造記事で、内容そのものはよくあるものですが、ここで私が写真を載せたのは、エンジン・ベンチについて、ちょっと書きたかったからです。
日本ではエンジン・ベンチはかなり大きなチューニング・ガレージでないと所有していませんが、アメリカでは個人経営の小さなショップでも結構エンジン・ベンチを持っています。さらに、DIY用のエンジン・ベンチも市販されていて、個人的な趣味でエンジン・チューニングを楽しんでいる人が自宅ガレージにエンジン・ベンチを持つことは、そんなに難しいことではありません。ここら辺り、日本とは事情がかなり異なります。したがって、日本ではエンジン出力といえば、シャシーダイナモに代表される、タイヤからの出力値を測定するのがほとんどですが、アメリカの場合はエンジン単体出力を指すことも結構あります。タイヤからの出力をホイール・パワー。エンジン単体の出力をフライホイール・パワーと言います。