Z4を購入して1年。ディーラーに12ヶ月点検に出しました。私は通常、12ヶ月点検をやらないのですがZ4の場合は保証の要件になっているので、特別です。
点検料は20,700円。加えて、ワイパープレードの交換が部品代2,814円に交換工賃945円で、合計24,549円でした。
自動車に限らず、一般的に作業工賃の費用というのは時間単価で決まります。大体、1万円/時間くらいが相場ではないでしょうか。12ヶ月点検の待ち時間は1時間ちょっとだったので、これで2万円というのは少し高めかな、と思います。
ちなみに、カリフォルニアでは作業工賃の時間単価を表示する義務があるので、高級車のディーラーから町工場まで、サービスカウンターに時間単価が表示されています。私が住んでいた頃は、$80~$120/hr という感じでした。
BMWの場合、点検1項目につき945円で、22項目あるので20,700円という計算をするようです。
そのほか、タイヤにフラットスポットがあるようで、振動はないもののタイヤの回転と同期したゴウゴウ音があったので、見てもらったんですが、フラットスポットのあるタイヤは特定できませんでした。フラットスポットのあるタイヤを見つけるのは難しいので、まあ、仕方ないです。高速でのビビリ音についても、一応伝えておきました。増し締めしたとありますが、これは高速を走ってみないとわかりません。こういうのも、ディーラーにいちいち言って直させるよりも、オーナー自身が調べるほうが断然早いです。そんなわけで、私は整備をあまり任せないのですが、前述のとおり、ディーラーで点検をしておかないと保証が効かないというので仕方ありません。
作業を待っている間、ショールームで新型のZ4を見てました。新型と言っても、デビューは1年前なので、現行型と言うべきです。ショールームで見ると、ずいぶんと大きく見えますが、車体寸法を比較してみると、全長で15cm、横幅で1cmしか大きくなっていません。でも、室内は我が家のZ4よりもゆったりとしている感じです。シートの後ろに物置スペースがあったりして、車体寸法が大きくなった寸法以上に室内寸法が広がっているようです。そして床下が全体的に高くなったようで、ボディが厚ぼったく見え、それで見た目がずいぶんと大きくなったように感じるのでしょう。
造詣は、フロントフードのプレスラインが複雑になったりしていますが、横のZ字型のキャラクタラインがなくなったり、特徴的だったダックテール形状もなくなったので、よりオーソドックスになった印象です。それでもロングノーズ・ショートデッキのクラシカルなスタイルで、アメリカ人好みであることには違いありません。特徴は薄まったけど、カッコ良くなったと思います。
メタルトップは、多分賛否あるのだと思いますが、私は耐久性が高まって良いと思います。幌も実用性は十分ですが、10年以上乗ろうと思ったときには、途中で張替えが入る覚悟が必要です。ただ、メタルトップになったこともあって、車重が120Kgも増えて、1500Kgになっているのは残念です。1500Kgは、重量税はどっちに入るんでしょうかね。
ついでに、純正カーケア用品を3つ購入しました。左から、ウィンドウォッシャー液、ソフトトップ・クリーナー、プロテクション・リキッド。
BMW純正のウィンドウォッシャー液は優れものです。主成分はエタノールで引火性があるので取り扱い注意ですが、洗浄効果は抜群です。価格は1Lボトルで700円。これで合計3Lのウォッシャー液が作れるので、効果を考えればお買い得だと思います。
ソフトトップ・クリーナーとプロテクション・リキッドは幌のメンテナンス用で、こういうケミカルはカー用品店にある効果も成分も不明なものよりも、メーカー純正品を使うのが安心で効果も高いのです。なにしろ、メーカーでテスト済みなわけですから。
ちょっと感心したのは、カーケア用品を入れてくれた袋。V8エンジンの写真だけがプリントされているもので、気に入りました。BMWはスポーツカーメーカーではありませんが、熱狂的なファンがいる自動車メーカーで、それはクルマが良いのは当然として、こういうちよっとした販売面でも自動車マニアの心をくすぐるのが上手なのだと思います。
私自身、BMWにはコルベットのような特別な思い入れはありませんが、こういうところは気に入ってます。