製作したターン・シグナル・インジケータを取れ付けるために、ステアリング・コラム周辺をバラしている時に、スピード・メータの表示が不安定だったことを思い出しました。ダムサンデーの帰りは直っていましたが、今日の早朝にドライブに行ったときにも、再現していました。
ちょうどいい機会なので、スピードメータの構造を調べて、点検もしてみようと思い立ち、ダッシュボードを外してみました。一般的なクルマでは、ダッシュボードを外すことは面倒な作業ランクングの上位に入りますが、スピダーの場合は意外と簡単でした。ダッシュボード前縁にある2本のネジを外して、手前に引っ張ると外れます。もちろん、そこに至るまでにはメーターを外したりする必要はありますが。
スピードメータは、ダッシュボード裏に直接取り付けられています。電源の入った状態で、このケーブルをがさがさといじってみると、LCD表示がチラチラします。やはり、コネクタの接触不良のようです。コネクタのピンを精密ドライバーで磨いて、さらに何度かコネクタの抜き差しを行いました。古いクルマは、コネクタのピンの部分が酸化して接触不良になることは、よくあります。金メッキ端子を使ってくれればそういう心配もないのですが(金は酸化しない)、コストにうるさい自動車では、なかなか金メッキ端子を使うことはありません。
ところで、コネクタが二つ余っています。このケーブルもトィンゴからの流用品なのでしょう。トィンゴには、スピードメータ付近に、何か別の機能を持ったものがあるのかもしれません。
主原因はコネクタの接触不良のようですが、念のためふたを開けて中を目視点検しました。特に異常は見つからず、コンデンサも膨らんでいたりすることはありませんでした。
ここに来ている信号線の種類がわかれば、マイコンを使ってオリジナルの速度/距離/燃料/時計の表示機を作るのも面白いと思います。ネットで検索してみた結果、わかったのはこれだけ。
1. 赤色
2. 黒色 (GND)
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4. 青色
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6. 黄色 (IGN +12V)
7. 水色 (速度パルス)
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10. 橙色
11. 白色
12. 茶色
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他の情報は見つからなかったので、自分で調べるしかないですね。もう、元に戻しちゃったので次の機会にやることにして、とりあえず推測すると。
1は多分、常時+12Vでしょう。時計駆動のため。
あと、表示切り替えのスイッチと、燃料計。