ターンシグナル・インジケータの製作 その1
からの続きです。
ブレッドボードのままでは実用に耐えないので、ユニバーサル基盤に回路を起こしてケースに収めます。
ケースはタカチ電機工業のSW-53を選びました。大きさはW36×H11×D53。これにぴったりのユニバーサル基盤は見つからなかったので、サンハヤトのICB-86Gを使います。
基盤をケースに合わせて切断して、回路を作りました。部品点数が少ないので、配置にそれほど苦労はしませんが、電解コンデンサの存在を忘れていて、一瞬、高さに絶望を感じました。が、寝かすことで解決。
キットではLEDの電流制限に抵抗を使っていましたが、クルマは電源電圧が変動するので、定電流ダイオードに変えました。輝度が必要なので、一般的に入手できるなかで最も大電流な18mAです。
ブレッドボードにLEDを挿して、動作チェックをします。こういうときにも、ブレッドボードは便利です。
一発で動いたと思ったのですが。んー、何か変。
シーケンスが、設定したものと違います。sequencially growに設定したはずなのに、このシーケンスはsequencial chasing。7番ピンに電圧がかかっていない現象なので、回路をチェックすると、ダイオードが一つ逆向きでした。一度チェックしたはずなのですが。一度のチェックはあてにならないですね。
ダイオードの向きを修正して、今度は動作OKです。これがsequencial grow。
思いつきで試してみましたが、resetの16番ピンをオープンにしておくと、シーケンスを繰り返さず、順次点灯して全点灯になった状態を保持することがわかりました。今回は、この設定にします。これはデータシートには書かれていません。
回路はできたので、次はこれをケースに収めます。