毎年恒例の、NHRAドラッグレースを観に行ってきました。
今年はスタート地点直近の指定席を確保しました。
焦点距離240mmでも、こんな迫力のある写真が撮れる位置です。
しかし、ここら辺に陣取っているのはNHRAの熱狂的なファンばかり。みんな立ち上がっているし、興奮してくると、このように腕を振り上げたりするので、写真を撮るのは断念しました。
ニコンの最高級デジタル一眼レフD2xに80-400mmのVRズームという布陣で挑んだので、ちょっと残念です。しかし、一番重要なのは写真を撮ることではなくて、レースを肌で感じて楽しむことです。
ドラッグレースの楽しみは、こういったピット作業を見学することも含まれます。チームやドライバーの勝敗よりも、マシンそのものに興味がある私にとっては、1回走るたびにエンジンやクラッチをオーバーホールするドラッグレースは、こちらの方がむしろ興味深いです。
これはファニーカーのエンジンをバラしているところ。ブロックのみをフレームに残して、あとは全てバラします。上に並べてあるのはコンロッド。ピカピカですが、一度使用したものです。これらはすべて交換されます。エンジンスリーブも交換していました。
こちらはトップフューエル。すでにヘッドが取り付いています。ロッカーアームがやたらと大きいのが印象的。
トップフューエルのフレームがよくわかる写真。
トップフューエルはサスペンションを持たず、このフレームのしなりがサスペンションを兼ねています。したがって、このフレームのどこにどういうパイプを入れるかは、設計時に一番重要です。今はFEMを用いて、仕様通りの剛性値のフレームを設計することはできますが、問題はその仕様をいくつにするか、という事です。
こちらは、オートバイのドラッグマシン。これも一見、サスペンションはないようですね。
マシンは大型トレーラーで運ばれてきて、それがそのままピットになります。
このトレーラーは2台並べると、一つのマークになるというデザイン。
ka10
おお、今年も行かれたんですねぇ。いいなぁ。
わたしも2度くらい見に行きましたが、アレは取り憑かれます(^^;;。USに住んでたら、こういうレース出るのも面白いかもなぁ、と。
写真で見ても既に異次元の凄さは伝わりますが、やっぱりあの音と匂いがたまらんですよね。で、このレースを見た後にセブンを見ちゃうと、そういう風に脳内で改造してしまう、と。(笑)
arai
ka10さん、
あの迫力は、生じゃなければどうしても伝わらないですよね。人間の耳のダイナミック・レンジをすら超えてますから、メディアにそのまま記録するのは不可能です。
セヴンは、こういうのよりも、ホットロッドというか、ノスタルジック・ドラッグレースなどと呼ばれているカテゴリーが参考になります。
NHRAのトップカテゴリーは、もうクルマと言うには、あまりに凄すぎて。