エンクロージャ組立開始、配線製作

スピーカ・エンクロージャの組立。
前回のバックロードホーンと違って、ウーハーとしてただの箱なので板の組み合わせで6面体を組み立てるだけ。5面を接着したところで、一旦、接着剤の硬化待ち。
IMG_20210207_151327

アンプ構成部品の仮の台座を作ります。
ホームセンターで買ってきたアクリルパネルを曲げます。こうやって、曲げたい箇所を木っ端のふちに合わせて、クランプでしっかり挟み込んで。
IMG_20210207_152146

曲げるエッジ部をヒートガンで温めながら曲げたい面を別の木っ端で押していると、急に曲がり始めます。簡単に曲がりますが、力を加減してゆっくり曲げないと亀裂が入るので注意。加熱しながらゆっくりです。

こんな感じで曲がりました。この短辺はフロントパネルの代わりになります。
IMG_20210207_153029

DACのアナログ出力につなぐ線をアンプの基板に半田付け。
アンプのRCAジャックを使うとボリウム操作の邪魔になるのでコネクタを使わずに基板に直付けしました。ジャックを外したかったのですが、ハンダと爪で強固に付いていて剥がすのが難しかったので、諦めました。
IMG_20210207_182131
ケーブルはLANケーブルを使いました。
家庭用の一般オーディオの信号線はGND線がありません。2本の差動配線です。普通に売っているオーディオケーブルはシールド線と芯線で構成されていてシールド線にも信号が流れています。ということはシールド線がノイズを受けると、そのまま差動信号にノイズが乗ってしまうのでシールドの意味がありません。
LANケーブルも差動配線ですが、こっちはシールド線を持たず、ツイストペアという2本のより線が4ペア入っています。より線になっていると、ある方向からきた電磁ノイズが2本の線におおよそ同じように入ります。同量のノイズが入った2本の線の差動をとると、ノイズがキャンセルされるという理屈。説明のために単純化すると、
(+signal+noise)-(-signal+noise)=2signal
というわけで、オーディオの配線にLANケーブルを使うのはアリなのではないかと思いました。実は私が考えたわけではなく、ネットで得た情報なのですが納得できる理屈だったので、試してみる事にしました。さらに白状するとLANケーブルは家にたくさんあるので、流用すればコスト削減になるという点も大きいです。
LANケーブルの中の線の一本は細いので、ツイストペアの片側ずつをまとめて実質的にそこそこの電流が流せるようにしています。

DAC側は基板に加工したくないので(なにしろ1枚5千円の高級品)、RCAジャックをそのまま使いますが、RCAピンは高いので、こういうのを使う事にしました。RCAピンの1/5くらいの値段です。理由は不明。
IMG_20210207_222913

アンプの電源用ケーブルは自動車用AV線を使いました。これも家に捨てるほどあるので。
AV線は被覆が薄くて低電圧用ですが、アンプ電源は24Vなので問題なし。

線材もあらかた作ったので、おおよその配置を決めました。
大体こんな感じ。(このケーブルはテスト接続用)
IMG_20210207_221334