[C3] エンジン始動せず

リア・ショックアブソーバを交換して、軽く試走をしようと思いエンジンをかけてガレージからドライブウェイに出したところで、一旦エンジンを切り、財布とかスマホとかを持って、再度エンジンをかけようとしたら。

「カカカカ」
というバッテリーが弱いときのセルモータのリレーの音がしたあとに沈黙。
再びキーを捻ってもウンともスンとも言いません。リレーの音もなし。
ドアを開けてもドアランプが点かず。カットオフスイッチをきちんと締めなかったのかと思い確認するも問題なし。全電源が来てない。んー、なんだこれ。

バッテリー電圧は正常。ライト、ハザードは点かず。ホーンもならず。ということは、キースイッチの問題ではなく、もっと上流。
そうこうしているうちに雨がポツポツしてきたので、とりあえずガレージに戻そうと思い、押してみるものの動かない。ドライブウェイは、わずかに勾配がついていて車重1.5tを押すのは無理でした。

懇意にしている近所の修理工場に電話をして来てもらい、二人で押してガレージに戻しました。雨が本格的に降る前にガレージに戻せて良かった。

さて、何が起きているのか考えます。
念のためにGNDの接続を確認しました。問題ありません。
まったく何も動かないというのは、かなりの上流で問題が発生しているわけです。現代のクルマであればエンジンルームにあるヒューズBOXをまず疑いますが、50年前のクルマにそんなものはありません。

この時代のクルマは基本的にバッテリーの+とスターターモータのB端子、オルターネータのB端子は直結です。回路図を見てみると、コルベットの場合は
バッテリーブラス端子→スターターモータB端子→ホーンリレー→オルターネータB端子という経路で直結です。間にヒューズやブレーカはありません。
200715-01

スターターモータをまず確認したいところですが、ジャッキアップが面倒なので、手近なところでホーンリレーで電圧を当たってみました。なんと、6Vしか来ていません。0か12 vなら簡単なのですが、6Vという中途半端な電圧はやっかいです。大電流を流しているならともかく、テスターの内部インピーダンスで流れる電流程度で接触不良の電圧降下は考えにくい。とすると、バッテリー+経路は切れていて、どこからか回り込んでいる?考えられるのはMSDか。
ただそれは回り込んでいる経路であって、12V来ていない理由ではありません。やはり、次はジャッキアップしてスターターモータの端子を確認する必要がありますが。

もう面倒くさくなったのて、今日はここまで。
どっちにしろ、今はコルベットのオフシーズンなので、やる気が出た時に調べることにして、それまではお不動様として祀っておくことにします。ま、下に潜ればすぐに原因は判るでしょう。