[Project C3] ウィンカー再び

純正部品ではアッセンブリ交換となっていウィンカーのカムを、非純正の単品部品で修理したのは、以前の記事にしましたが。

一応、直ってはいるものの、右折から直進に戻ったときに、ウィンカーが左折にまで戻ってしまうことが稀にあります。

排気音が大きいので、ウィンカーリレーの音に気が付かず、出しっぱなしになっていることもあってカッコ悪いので、もういちどステアリングを外して確認してみました。

ステアリングを外すには専用工具を使います。
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これがカム。

緑の丸が囲った部分をステアリングホイール側に付いた突起が押すことで、ウィンカーが解除される仕組みです。この仕組みは車種によって様々で、自動車メーカも色々と工夫をしたようです。

最近のBMWは、ウィンカーが出ていてもレバーが戻ってくる仕組みですが、あれはこういう機構を使わず、ステアリングホイールの角度を使って、コンピュータがON/OFFしています。一見、先進的なように思いますが、設計として手抜きです。多分、コストも機械式より安いです。
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そういえば、4Cの気に入らないことの一つにウィンカーレバーの剛性が挙げられます。弱いのです。ちょっと乱暴に扱うと折れてしまうのではないかと思うくらい「しなり」ます。

話しをCorvetteに戻して。

前回交換したのは、手前側のプレート。ウィンカーレバーと一緒になって動く部品です。これが割れていたから交換したのですが、よく観察すると奥の部品がかなり摩耗しています。爪がひっかかる部分。これの山が低くなっているので、ウィンカーが戻り過ぎてしまうのですね。調整でなんとかならないかと、少しがんばってみましたが。多少は改善されるものの、やはり根本的に摩耗している部品を交換しないと完治はしないと思います。

純正部品がアッセンブリでしか出ないのは、片側だけ交換しても、その相手も一緒に摩耗しているから一緒に交換しないとダメということなのでしょう。

アッセンブリで交換するためには、ステアリングコラムをバラさなければならなくて、わりと面倒なので、しばらくはこのままでいいことにします。ウィンカーが戻り過ぎてしまうのは10回に1回くらいですから。