スター・ウォーズ・シリーズの外伝、「ハン・ソロ」を観てきました。
アメリカでは評価が両極端に振れているそうですが、私はダメ派かなぁ。スター・ウォーズの熱烈なファンが、自主製作映画を作ったみたいな感じ。もちろん、クォリティはハリウッド・クォリティで自主映画とは程遠いのですが。ストーリーとか、ところどころに出てくる、さまざまなオマージュ的映像が鼻につく。まあ、熱心なファンには、そういうところが面白いのだと思いますが。
私は、「スター・ウォーズ」が日本で最初に公開されたときから、すべてリアムタイムに映画館で見てきた人。あの頃、「スター・ウォーズ」は特別な映画という感じがありましたが、今のスター・ウォーズ・シリーズの映画は、数ある娯楽作品のうちの一つで、特別感はまったく感じなくなりました。ストーリーや人間の感情も、やたらと深みを持たせようとしているのも嫌。
最初の「スター・ウォーズ」(今ではエピソード4と言いますが)は、田舎でくすぶっている少年がいて、近所に住んでいた謎の老人が、実はその昔、お姫様の騎士で、なんだかんだで悪者に捕まっているお姫様を救い出し、ついでに悪の総本山をぶっつぶし、最後にお城でお姫様から勲章をもらって大団円、というすばらしく王道のおとぎ話だったのですが。
それがいつの間にか、親子の確執、裏切り、怨恨、復讐などなどの愛憎劇に。気が付いたら、ダーク・ファンタジーに分類されるべき物語になってしまいました。それは、この「ハン・ソロ」も同様。
最初のスター・ウォーズが一番良かったと思うのは、自分が歳をとったからなのか。
続編を匂わせる終わり方も、最近のハリウッドの常套手段で嫌でしたね。興行成績が良かったら「ハン・ソロ2」を作るつもりだったのでしょう。実際はコケたらしいので、作られないと思いますが。
今年は、あまり映画を観ていません。観たいと思う映画が少ないみたい。
過去12ヶ月に観た映画の個人的面白さランキング
1位 「15時17分、パリ行き」
2位 「ブレードランナー2049」
3位 「ローガン・ラッキー」
4位 「ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!」
5位 「スター・ウォーズ / 最後のジェダイ」
6位 「ハン・ソロ」
7位 「エイリアン: コヴェナント」