2016年3月 6日

550 クランクシャフト・オイルシールの位置

そういうことか!!
やっと原因が判りました。

最近になって、オイル漏れが激しくなった550 Spyderのエンジン。
昨年の11月にクランクシャフト・オイルシールを交換したばかりなのに、再び同じように裂けたのだと思われます。
写真は昨年11月のもの。

このときは、冷間時の高い油圧に気が付かずオイルシールに無理な力が加わっていたのが原因かと思っていました。しかし、これ以降は油圧が1MPa以上にならないように気を付けていたので、また同じように裂けたのだとすると、原因は別のところにあるのかもしれません。

この辺の情報を得るべく、ネットを検索しまくって、見つけたのがこの情報。

この動画の9分50秒のところ。
「オイルシールは完全に押し込め。そうしないと、フライホイールがオイルシールを切って、オイル漏れになる。シールはクランクケースの面と面一ではダメで、中に落ち込んでいることを確認しろ。(意訳)」
と言っています。

この動画も同様。

5分のところ。
「シール面は、クランクケース面より落ち込ませる。(意訳)」
と言っています。

やはりそうか。オルシールが裂けていることを発見したとき、フライホイールのオイルシールへの当たりが強すぎるのではないか、という可能性も考えました。
しかし、その可能性を深く考えなかったのは、私の持っている本には、このように書かれていたからです。
160307-11

この本には、
「面一にしろ」
と書いてあります。
「ケース自体は、もっと奥まで入るような寸法になっているけれど、奥よりもちょっと手前で止めておけ。」
と。
これを読んだ私は、じゃあ面一にするのが一番良いわけだ。奥に入っちゃってもいいけど、完全に押し込むのはやめておけ、と理解して、面一を心がけていました。
騙されたとまでは言いませんが、この一文は説明不足というか表現が曖昧ですよ。

というわけで、次の休みには、またエンジンを降ろしてオイルシール交換をすることにしました。
邪魔な補機類はもう外したので、
エンジン降ろし→オイルシール交換→エンジン搭載
までを1日でやっつけてしまう予定です。
150306-12

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