「ガールズ & パンツァー」4DX劇場版を観てきました。
いつも行く、家から10分の映画館ではやっていなくて、50分ほどかけて県庁所在地にある映画館に行ってきました。
あっ、田舎なので移動時間はクルマがデフォルトです。
TVアニメは見ていました。結構面白いと思ってましたが、劇場版をやると知った時には特に見に行くつもりはありませんでした。しかし、その後、映画の評価が非常に高く、驚くべきことに封切から四か月近く経った今でも、週末は満席というではありませんか。しかも、話題の4DX。
実は二週間ほど前、よし、これから観に行ってみるかと思って調べたら、すでに満席で当日売りは無し。東京ならよくあることなのかもしれませんが、うちの近くの映画館では、封切直後でも映画のチケットを予約することなんかありません。上映時間の10分前でも好きな座席を選べるし、それだけでなく、選んだ座席の前後左右に人がいると、カウンターのお姉さんが、
「前の席に、すでにお客様が入っていますが、よろしいですか?」
と聞いてくるのが普通のところです。
なので、予約だけで満席ということがどれだけ凄いことか。
というわけで、今日のチケットは一週間ほど前、座席の予約開始日に予約しました。予約時点ですでに、中央列はほとんど埋まってていたのもびっくりです。
初めて行くところなので、ちょっと早めの30分前に着くように家を出て、予定通りに着いたのですが。休日の都会(と言っても地方の県庁所在地だけど)のショッピングモールをなめてました。駐車スペースを見つける苦労というのを久しぶりに味わいました。だって、家の近くの映画館のあるショッピングモールは、いつ行ってもクルマが止められないなんてことはないので、クルマを止めのに時間がかかる可能性をまったく考えていませんでした。
駐車場の中をグルグルグルグル回って、偶然誰かが出たところに、周囲のクルマをけん制しつつ、すかさず駐車するという、異様な緊張感を味わう事15分。映画館に着いたときには、結構ギリギリの時間になってました。
ふぅ~。都会(と言っても地方の県庁所在地だけど)は、何をするにも時間がかかるなぁ。
ああ、映画館に入るまでの話が長いですね。
映画の序盤の8分間が公式からYoutubeで配信されていますが、全編のほぼ8割は、このような戦車戦シーンです。残りの2割は、戦車戦の動機づけのためのものです。
ガンッ、ドンッ、ガキーン、ドカーン、バンッ、ゴンッ、ズガーンッ・・・
映画は、ほとんどこんな感じ。そして戦車が動く動く。子供の頃にTVでよく見たアメリカの戦争映画でも、こんなに戦車が出てくるものはなかったです。
そして4DX。いいです。大迫力です。戦車操縦士視点のときなど、戦車に乗っている感がハンパないです。砲弾がすぐ横をかすめるのを感じます。砲塔上からの車長視点も臨場感タップリです。終盤のガチの戦車戦のとき、自分が戦っているつもりになってました。手を挙げて合図するシーンなど、私も思わず手を挙げそうになっちゃいましたよ。
上のYoutubeの映像で、戦車が通過するときとか、砲弾を受けた時とか、爆発シーンではカメラが揺れているのがわかると思いますが、4DXではこのときに座席も揺れているのです。
乗り物好きなら、イケますよ。この映画。
あとでTVで観ようと思ったそこのあなた。ぜひ映画館で観てください。そしてできれば4DXで観ましょう。この音、振動、臨場感はTVじゃ出ません。どんなに高級なサラウンド・システムを自宅に構築していても、戦車のエンジンの振動、段差を乗り越えるときの衝撃、砲弾が当たった時の衝撃、爆風なんかは感じられないですから。これらがあるのと無いのとでは、大違いだと思います。
今年に入ってから、
「スターウォーズ」
「オデッセイ」
「MADMAX」
を映画館で観ましたが、「ガルパン」は今年観た映画の中で一番面白かったです。今年は、まだあと9か月ありますが、たぶん、これが今年一番の映画になるのではないか、というくらいに面白かったです。
ガルパンはいいぞ。