2016年1月31日

550 スロットル系の計画

スロットルケーブルの改善を計画します。

現状、スロットルケーブルはキャブレターのリンクとの接続が、かなり適当です。適当ですが、操縦性に問題はありません。ただ、エンジンフードを開けたときに、気づく人は気づいちゃうのです。
160131-01

スロットルケーブルがどこにも固定されていません。いきなりリンクを引っ張っているのです。
これだと、エンジンが動くと、それに引っ張られてスロットルも動いてしまいます。ローギアで低速時にギクシャクするのは、これのせいかもしれません。

ケーブルで位置を制御する機構は、本来、このようにケーブルのアウターをきちんと固定しなければなりません。アウターの位置を固定することで、操作する場所との相対位置が変化しても、ケーブルが引っ張られないようになるのです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ところが、この手のパーツは、汎用品がなくて、大抵は使用する個所の形状に合わせて設計された専用品になります。なので、適切なパーツが入手困難で、前オーナーはやむを得ず、アウターを固定しないで使用していたのでしょう。私もエンジン・オーバーホールのときには、良いアイディアがなくて、そのままにしていました。とにかく、エンジンの方で手一杯だったので。

ちなみに、この種のケーブルシステムの構造をBowden Cableと呼びます。日本では明確な名前がないらしく、Wikipediaでも日本語がありませんでした。
https://en.wikipedia.org/wiki/Bowden_cable

このブラケットは、自分で図面を書いて発注するという手もありますが、一品物はコストかかかるので、できるだけ汎用品でなんとかしたいところ。いろいろとネットを漁っているうちに行きついたのが、自転車のブレーキ用の部品でした。
自転車のブレーキは、まさにBowden Cableシステム。最初は、この部品の名前がわからなかったのですが、画像検索しているうちに、「アウター受け」などと呼ばれていることが判明。
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しかも最近の自転車ブームで豊富にパーツが見つかります。ブレーキ用部品なら、自転車用であろうとスロットル・ケーブルには強度は十分でしょう。まずは、自転車用部品でいろいろと物色してみることにします。

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