2015年6月 7日
550 Spyder オイル・リーク対策
冷間時に油圧が高すぎて、メインベアリング・シールからオイルが漏れているみたいなので、プレッシャー・リリーフ・スプリングをハイプレッシャー対応から以前のものに戻してみます。
以前のものと言うのは、以前のクランクケースに入っていたスプリングです。このエンジンは、結構いろいろと改造してあったようなので、それに付いていた部品がノーマルかどうかわかりません。
左が以前のもの、右がこれまで付けていたハイプレッシャー対応品。ハイプレッシャー対応品は、明らかに固いです。
このスプリングはクランクケースのフライホイール側にあります。サンプパンとフレームが邪魔して作業は難航しましたが、エンジンを降ろさずに交換できました。
デュアル・リリーフシステムなので、プーリー側のスプリングも交換しましたが、最終的に油圧を司っているのは、フライホイール側のようです。
ハイプレッシャー対応品の時、冷間時で7barほどでしたが、今回の交換で4barになりました。まあ、一般的な値ですね。当然ですが、油温が上がってくると油圧低下が大きいのは相変わらずで、油温計の針が真ん中付近だとアイドリングで1barを切ります。これは、ハイプレッシャーのときも同様でした。
回転が上がれば3~4barになるので、特に心配はいらないと思いますが。ただ、気温が40℃近くなる場合は厳しいかもしれません。やはり、外付けの電動ファン付きのオイルクーラーは要検討です。
肝心のオイル漏れですが、完全に収まったわけではありません。ほとんど漏れなくなりましたけど、たまにポタっという感じです。ただ、本当にメインベアリングシールなのかどうかもわからないので、しばらく様子を見ようと思います。問題はこの夏の車検です。この漏れ量だと、もしかしたら車検にひっかかるかも。
エンジン自体は絶好調です。まだ、200km弱しか走っていないので3000rpm以下に抑えていますが、かなり気持ちよく走ります。
- by arai
- at 23:47