ヘッドからバルブを抜くのが面倒になったので、業者に任せようと思い、会社の帰りにちょっと寄り道すれば行けるところにあるVWショップに電話してみました。
行ったことはないですが、ホームページにはエンジンを製作すると書いてあるし、チューニングの細かなメニューとか作業単価とか書いてあったので、引き受けてくれると思っていたのですが。エンジンは外注に出しているだけで、そこではエンジン作業はやっていないのだそうです。まあ、外注先は教えてくれましたが・・・ なんかちょっとね。
エンジン屋とは、付き合い始めれば宅配便でやりとりしますが、最初はどんなところなのか実際に見る必要があります。教えてもらった外注先は、家から高速で二つ先のIC。無理じゃないけど往復の時間と費用がもったいない。
んー、やっぱり自分でやるか。
というわけで、再びバルブ外しに挑戦したら、取れました。ちょっとコツを編み出したら、うまく取れるようになりました。何事もうまく行かないときは無理せず、「寝逃げてリセット」ですね。
というわけで、洗浄は自分でやります。
が、その前に当たり面の観察。
当たり面が結構広くなっているし、よく見ると少し虫食いも見られる感じ。ショップに出していたら、バルブシートの打ち換えをした方が良いと言われるかもしれません。しかし、シートの打ち換えは、結構な値段になるし。
とりあえず、このヘッドの素性を調べてみました。手がかりはヘッドに付いている
041 101 375 2
という番号。ネットで検索するとあっさりと判明。ブラジル性で通称”racing heads”と呼ばれる、通常よりもポートが拡大されているものらしいですが、VW純正品です。写真左下にある”GT-R”という打刻の意味は不明です。
ということは、これもまた昔のものなのですね。うーん。
550 Spyderは本物のクラッシックカーではないのでオリジナルの部品を使い続ける理由はないし。そもそも今回はクランクケースを交換してしまうわけだし。だからバルブシート16個を打ち換えたり、もしかするとバルブステムを交換したりもするくらいなら、アメリカから新品のチューニング・ヘッドを買うほうが安いかも。
でも、すでに予算オーバーだしバラす前に調子が悪かったわけでもなく。このまま洗浄とバルブラッピングだけして元に戻すという手もありか。
それに、このエンジンはデッキハイトがネガティブという、VWエンジンの解説書ではやっちゃいけない設定になっているから、チューニングヘッドだとピストンがスキッシュエリアに当たっちゃうかもだし。
どうするかなぁ。しばし悩みます。