2015年1月12日
デカール
550 Spyderの全塗装が完了したので、外装は次の段階に進みます。
プラモデル感覚でクルマを作る、という基本コンセプトのもと、塗装が完了すれば、次はデカール貼り。まずは、そのデカールを入手しなければなりません。
Wikipediaによれば、デカールとはdecalcomaniaの略語だそうで、本来はシール・ステッカーなども含まれるが、日本では模型に転写するものをデカールと称するとあります。というわけで、ここはあえてステッカーとは呼ばず、デカールと呼ぶことにしました。
550 Spyderの塗装のモチーフは、GT40の#1049。これに準じたデカールを用意します。
webで#1049の写真をたくさん見て、以下のマークを特定しました。
1. Gulf Oil
大小2種類。大は2枚、小は3枚です。小が奇数なのは、リア・クォーターパネルに貼られるのが左側だけだからです。
2. Lucky Horse Shoes
Gulf Racingのクルマには、必ず付いているこれ。これは、右側にだけ付きます。
アメリカでは、馬の蹄鉄は幸運のお守りなのです。
3. Autolite
日本ではあまり馴染みがありませんが、アメリカのスパークプラグメーカ。現在では、オレンジ色がコーポレートカラーになっていて、このマークは使われていません。
NASCARのスパークプラグとして有名。
4. S.E.V. MARCHAL
フランスのランプメーカ。私の若いころは、アフターマーケットのランプと言えばMARCHALかCIBIEでした。まだ、日本メーカなんてダサかった時代です。
ヨーロッパの部品メーカであるValeoに吸収されたようですが、マーシャル・ジャパンという会社があって、日本ではMARCHALのブランドが存続しています。このマーシャル・ジャパンは、webサイトこそあるものの、通常の企業であれば必ずある会社案内や沿革が記載されておらず、怪しげに感じます。
S.E.V. MARCHALのロゴマークには文字の色などに様々なバリエーションがあります。
#1049に貼られている企業ロゴはこれで全部だと思います。今と違って昔のレーシングカーはそんなに多くのスポンサーが付いていなかったので、こういう時に楽です。
これらの企業ロゴのステッカーは、イギリスの専門ショップで購入します。
I say, Ding Dong!
ふざけた名前のショップですが、古いレーシングカーの企業ロゴは大抵揃っています。こういうレーシングカー趣味の本場は、やはりイギリスですね。
- by arai
- at 18:14