2015年1月25日
クランクケース換装04
今日から、分解作業を始めました。
今日は、3,4番側のヘッドを外したところまで。全気筒のシリンダを外すところまで進みたかったのですが、初めての水平対向なので色々と戸惑うこともあって、予想より時間がかかります。それに、考えてみればエンジンをバラすのなんて16年ぶり。
外したヘッド。
3番のバルブまわりに染みが・・・ ピストンも湿っているし。もしかしたら、オイルが下がっている?オイル消費量が多いのは、これのせい?
今回、ヘッドのオーバホールをするつもりはないのですが、悩むなぁ。
ところで、空冷VWエンジンのシリンダ番号なんですが、ややこしいです。普通のクルマは、右の前が1番、そこから後ろに数字が増えていって、左側に移って、そこからまた後ろに数えるのですが。もともとビートルはリアエンジンなのでエンジンが普通のクルマと逆向きに付いていて、フライホイール側が若い数字になっていて、そのエンジンを550Spyderではさらに逆向きに積んでいるので。左後方が1番ということになります。こんがらがりますね。
したがって、今回外した3,4番というのは車両搭載状態で、右バンクのことです。水平対向だから、バンクとは言わないのかな?
クラッチ。綺麗でした。全然減ってません。
プレッシャープレートの当たり面も問題なし。
もちろん、フライホイールも、問題なし。ただし、今日はフライホイールを外せませんでした。
フライホイールをクランクシャフトに止めているこのボルト。空冷VWエンジンの世界では「グランドナット」と言うのだそうですが(どうみてもボルトなのですが、なぜかナットと呼ぶ)、これが36mm幅です。36mmのソケットは持っていたので油断していたのですが、私のはインパクト用のディープで背が高く、ブレーカーバーをつけた状態だと、エンジン・スタンドに干渉してしまって工具が入りませんでした。普通の36mmソケットを購入して、次回に外します。
それと、問題発覚。
交換用に前オーナーから譲り受けたクランクケースには赤丸の部分にタップがありません。ここは、エンジンマウントに取り付く部分なのですが。
調べてみると、どうもこれはVWバスのエンジンにハンガーという部品をつけるためにあるらしい。加工でなんとかなるものなのか?
今日外したもの
- クラッチディスク
- クラッチカバー
- オルターネータ台座
- オイルクーラー
- オイルポンプ
- 3,4番ヘッドカバー、ロッカーアーム、プッシュロッド、ヘッド
- by arai
- at 22:25