私はヒューマン・インターフェースに拘ります。
数ヶ月前から、自宅PCのマウスの調子が悪くなり、時々反応しなくなっていました。そんな時でもUSBケーブルを抜き差しすれば復活するのですが、うっとおしい事この上ない。
「マウスなんて、安いんだから買い換えればいいじゃん。」
と思った人は、ヒューマン・インターフェースに拘りがない人。私は同じマウスじゃないと嫌なのです。職場のPCにも自前で同じマウスを繋げているくらいです。
そして、私の愛用マウスは高い。MSRPで12,800円です。マウスなんて1000円も出せば買えるのに、そんなマウスにこだわってしまう自分が悲しいです。
というわけで、だましだまし使ってきたマウスですが、反応しなくなる頻度がとんどん多くなり、思い切って新品を購入しました。 
下の黒いのが調子悪くなったもので、上の白いのが新しいやつ。3年くらい前に購入したときは、まだ黒しかなかったのですが、今は他に白と赤もありました。
このマウスは、Mad Catz社製のM.M.O.7といいます。マウスに多くのボタンが付いていて、それぞれに機能をプログラミングできることが特徴です。本来は、ゲーム用のものですが、私はオフィス&CAD/CAE用途に使っています。親指のところに5方向のスイッチがあって、これが非常に便利なのです。その他のボタンも全て機能を割り当てていて、カット&ペーストとか、ページ送り/戻しとか、EnterだとかDeleteだとかBSだとか、ほとんど全てマウスで出来るようにしてあります。慣れてしまうと、普通の3ボタン+ホイールでは、まったく物足りません。
前から使っていた黒いやつは、ゴムっぽい塗装になっていて汗でベトベトするのが気に入らなかったのですが、新しい白いのは普通のスベスベのプラスチックで、私にはこちらの方が気に入りました。今回は自宅のマウスの調子悪くなったのですが、職場で使っているものもそのうちに寿命がくるかもしれないので、もう一個、予備に買っておいたほうが良いかもしれません。
ところで、先日、録画してあった古いアニメ映画「パトレイバー」を見たときに気が付いたのですが、映画の中ではマウスを左手で操作していました。
それで思い出したのですが、マウスという操作デバイスが出始めたときは、これを右手で使う人と左手で使う人がいました。左手でマウスの場合、特に表計算ソフトの時に、左手でマウス、右手でテンキーを操作するので、マウスから手を離す必要がなくて便利なのです。
いつの間にか、左手でマウスを操作する人はいなくなってしまいました。私は当時の名残で、左手でもマウスの操作がまあまあ出来ます。なので、会社でお昼休みにお弁当を食べながらネットサーフィンする、なんて時は左手でマウスを操作して、右手でお箸を持っていたりします。
CAD/CAEのような細かい操作を必要とする場合は、やはり右手で操作しますし、そもそもこのマウスは右手用に出来ています。しかし、CAD/CAEは頻繁に数値入力もするので、マウスを右手操作テンキー入力のときにマウスとキーボードの往復が入ってうっとおしいです。
そこで私は、独立したテンキーボードを接続して、それを左手側に置いてます。右手でマウスを操作しつつ、数値入力は左手でテンキー入力をします。とても快適ですよ。