2014年3月29日

3月のHaynes U.S.S. Enterprise

クルマの修理解説書でよく知られているHaynesのOwner’s Workshop Manualシリーズがクルマ以外にも様々な乗り物の技術解説をOwner’s Workshop Manualのシリーズとして出していることを知ったのが先月。
面白そうなものを毎月1冊ずつ買うことにしました。

2月はSR-71 Blackbirdでした。

今月は、U.S.S. Enterprise
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いきなり架空の乗り物ですが、こういう物もSR-71などと全く同列に扱っているところが、粋です。

U.S.S. Enterpriseは、SFのTVドラマ、STAR TREKシリーズの主役のクルー達が勤務している宇宙船です。U.S.S.は通常アメリカ合衆国海軍の所属艦艇(United States Ship)であることを意味する接頭辞ですが、STAR TREKでは惑星連邦所属宇宙船(United federation of planets Star Ship)であることを意味します。

アメリカでは40年以上にわたり作品が作られ続け、今も多くの人に愛されているSFTVドラマです。日本ではガンダムシリーズが近い存在と言えるでしょう。ただし、ガンダムの新作は、基本的にパラレルワールドの似たようなストーリーとして作られますが、STAR TREKの場合は、壮大な歴史年表の中のどこかの時代を切り出した作品になります。すべてのシリーズは、直列につながっています。

私はSTAR TREKが大好きです。映画は全部見ているはず。TVシリーズは、少し抜けはあると思いますが、概ね全部見ています。特にThe Next Generationシリーズは大好きです。
昔、アメリカに引っ越したとき、やはり最初は英語に苦労しました。そこで、TVでSTAR TREKを毎日2時間観ました。アメリカのケーブルTVでは、いつもどこかのチャンネルで必ずSTAR TREKを放送しているのです。
私のSTAR TREK英語勉強法を伝授しましょう。
TVを観ながら、わからない単語はメモしておきます。その場で辞書を引くと、ストーリーがどんどん進行してしまうので、わからない単語は前後の話のつながりや、登場人物たちの行動から推測します。そして、番組が終わった後に、辞書で確認するという事を繰り返していました。翌日の仕事では、前日のSTAR TREKで使っていた言い回しを真似てみたりもします。
「それは軍隊用語で、普通は使わないよ。意味はわかるけど。」
なんて言われたことも時々。
でも毎日続けていると、いつしか辞書無しでストーリーが理解できるようになり、英語にも苦労しなくなりました。そうなったら、あとは純粋にドラマとして楽しむだけ。たまに出てくるわからない単語や言い回しも、推測で理解できるようになります。日本語もそうですが、私たちは聞いている言葉を100%理解しているわけではありません。一説によれば、母国語であっても聞き取っている単語は全体の30%くらいで、あとは経験から推測しているうです。英語もそうなってくると、TVや映画も無意識に理解できるようになってきます。
そんなわけで、STAR TREKシリーズは、私の英語の教科書なのです。そしてThe Next Generationシリーズは最も面白く、熱心に見たシリーズで、Captain Picardは私の理想の上司像でもあります。

このWorkshop Manualは、架空の乗り物なのでメンテナンス方法などは記載されていません。設定資料集といったところでしょうか。でも、STAR TREKの世界観を理解していれば、とても興味深く読むことができます。

最も大きな発見は、Enterpriseの大きさで、設定年代的に一番古いNX-01は全長225m。カーク船長で有名なNCC-1701は全長298m。そして、ピカード艦長のNCC-1701-Dは全長841m。大きさが、こんなにも違うということでした。
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さて、4月は何を買おうかな。

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