2012年9月29日

カメラ新調

長年愛用していたNikon D70が不調になったのが昨年の春。修理も考えましたが、デジタルカメラは日進月歩で改良されていくので、いまさらD70もないだろうと考え、とりあえず次のカメラまでのつなぎのつもりで、安売りしていたNikonのCOOLPIX S5100を購入。これが意外に良く取れるし、気軽に持ち歩けるのでしばらくカメラはこれでいいやと思っていました。
しかし、コンパクトカメラは十分に綺麗な写真を撮れても、思ったような写真は撮れません。
今年の5月に発売されたNikon D3200が気になっていましたが、評価は高く、価格も落ち着いてきたので、購入しました。

頭につけているのはGPS受信ユニット。非純正品でNikon製の半額ですが、ちゃんと動作します。
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D3200は、ニコンの一眼レフのなかでローエンドに属していて、初心者・入門者向けとされていますが、実はこれで撮れる画像はハイアマチュア向けの上位機種と同等かそれ以上という伏兵です。
ローエンドですが、撮像素子の解像度はニコンの一眼レフの中で最も高いです。画素数だけで言えば、D800の方が上ですが、D800はFXフォーマットで36.3メガピクセル。対してD3200はDXフォーマットで24.2メガピクセル。すなわち、単位面積あたりの画素数はD3200の方が多いのです。この場合、一画素の受光面積が小さくなるので、S/N比が悪化するのが普通なのですが(カメラマニアが画素数の大きいカメラを敬遠する理由がこれ)、DxO Markのセンサー評価のスコアは81。これは、超高級機を含む歴代カメラの中で12位(9/29現在)。3月に発売されたキヤノンのフルサイズ機EOS 5D Mark IIIと同じスコアです。ちなみに、DxO Markのテストは、純粋に撮像素子の性能を工学的な手法によって評価しているもので、よくある感覚や感性にもとずつくレビューとは違います。というわけで、画素が小さくても、性能は全然落ちていないのです。写真画質としては高級機と同等。高級機との違いは、AFの合焦精度とか、シャッター機構の耐久性、ボディの堅牢製といったところでしょう。
ニコンでは、ガイドモードなどのソフトウェア的ギミックを追加して初心者向けとして仕立てていますが、実際にはかなり高性能なカメラで、お買い得品です。
もっとずっと上位のD600やD800も検討対象でしたが、コストパフォーマンスがずば抜けて高いことから、D3200にしました。

フルHDで30FPSの動画も撮れるので、せっかくだから上述のGPSユニットのほかに外部ステレオマイクも買いました。こっちはニコン純正。
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前述のGPSユニットも、このマイクも、アクセサリーシューに付ける構造なので、両者を同時に付けていられないのが難点。いちいち挿し変えるのが面倒なので、何か方法を考えます。

 

D3200のボディはD70と比較しても驚くほど小さいのですが、ここではさらに小ささを強調するため妻が愛用しているD2Xと並べてみました。まあ、レンズの大きさの違いもあるのですが、実際にD3200はD2Xの半分以下です。ところで妻は野鳥撮影が趣味ですが、カメラには興味がありません。でも、カメラ性能の良し悪しが野鳥撮影の成否にかかわってくることは経験上良くわかっているので、こういうカメラを使いたがります。今はD4が欲しいらしい。
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マグネシウム合金製ボディの上位機種と比べると、D3200はボディの剛性感が若干低く感じられますが実用上問題ありません。しかし、カメラの世界はスポーツカーと同様、所有満足度というのも重要な要素となっているので、その辺は当然値段なりの満足度です。

これでやっと、コンパクトカメラから脱出です。まあ、あれはあれで便利ですけどね。

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