2013年のモントレーはコルベット

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来年、2013年のMonterey Motorsports Reunionのテーマカーはコルベットであることがアナウンスされました。
Monterey Motorsports Reunionは、ラグナセカで夏に開催される世界的に有名なヒストリックカーレースで、毎年テーマ(Featured Marque)となる車種やメーカーを決めています。それが、来年はコルベットになります。
ほとんどの場合、Featured Marqueは、フェラーリとかポルシェといったメーカー単位で、コルベットのように単一車種となるのはレアケースです。

前回、コルベットがFeatured Marqueになったのは2002年で、その頃はアメリカ在住だったので、もちろん行ってきました。その時の写真を少し紹介します。

駐車場
当時は96年式のC4に乗っていました。ここはコルベット専用駐車場です。コルベットで行くと、会場入り口に近いコルベット専用駐車場に案内されます。手前の黒いのが私のC4です。
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伝説のGrand Sport
私が上がりのクルマの第一候補にしているGrand Sport。これはもちろん、本物。現存する5台のうちの1台です。私が買えるのは、これのレプリカです。
この他にもコルベットSSやルマン24hで優勝したC5.Rなど、普段はなかなか見られない歴史上の重要なコルベットの展示がありました。
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Dick Guldstrand
見られるのはクルマだけではなく、人も。
コルベット殿堂入りをしているガルドストランド氏。このじいさん、どっかで見たことあるなぁと思っていたら、ペンスキーのC2レーサーのオーナーが声をかけて、サインをねだっていたので気がつきました。
Grand Sportに乗って、セブリング12時間などに出た人です。
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コルベットが趣味車としてアメリカで愛される理由は、伝説のクルマ、伝説の人、伝説の出来事が数多く存在しているからで、それらを知り、たとえ最新型のコルベットであって、それらの伝説から直系で繋がっていることを意識できる部分があるからです。
コルベットの楽しみは、ただ走ることだけではありません。その歴史を知り、このようなイベントで伝説に触れることで、よりいっそうコルベットを好きになります。残念ながら、日本ではコルベットの楽しみのこの部分が抜けてしまっているのです。
こういうイベントに行くと、
”Corvette is a Special”
と、アメリカの自動車関係者が言うのも納得できます。日本車でこれに近いのは、スカイラインGTRでしょうか。あれのもっと大規模で奥深いと考えてもらえれば、近いかと思います。


来年、この時期にうまくアメリカ滞在にできますように。