2012年8月15日

K4-GP FUJI1000km

今日はいよいよ本番。
スタート前、コース上に競技車両を並べているところです。スタート時の天候は雨。このあとさらに激しい雨となりましたが、昼過ぎから回復し始め、ゴールの時には完全ドライとなりました。
こういった天候変化への対応も、耐久レースならではのものです。
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コース上のドライバーズ・ミーティング。
参加台数が160台近く。ドライバーの数も800名近く。したがって、ドラミも大規模です。
写真左下、ベビーカーを手にした子連れのレースクイーンというのもK4-GPでしか見られないでしょう。
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今年のK4-GPでは、うちのチームにとって大きな二つの出来事がありました。
一つ目は、初のラップリーダーになったこと。これが、その証拠写真。
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#127 ビート30というのがうちのチームです。燦然と輝くPos.1。
まあ、実はスタート時に、たまたま先頭並んだので、一周目がラップリーダーになったというわけですが、それでも1位は1位。しかも2位に22秒も差をつけています。さらに打ち明けると、オフィシャルのミスで、GP-3クラスの中に並ばされてしまったからなのですが。それでもやっぱり、1位は1位。(大事なことなので2回言いました)

 

もう一つの出来事は、これ。
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これまでも軽い接触はありましたが、今回は結構ハードヒット。レース序盤の雨の中の出来事でした。スピンした前車を避けきれなかったそうです。幸いにして足回りにダメージはなく、外装だけのダメージで済んだので、ガムテ補修でレース続行。軽自動車はオーバーハングが短いので、ちょっとしたヒットでもタイヤを押してしまうので注意が必要です。
また走行中にヘッドライトが点灯していなくて、壊れたかと思って焦りましたが、単にドライバーがヘッドライトを消していただけでした。ライトオンの指示が出たときにライトが点灯しないと、オレンジボールを出されてしまうので、レース続行できなくなってしまいます。こういうときのことも考慮して、補助灯の必要性を感じました。

緊急ピットイン&ガムテ補修作業中。最近、車両が安定していて出番が少なかったチーフメカが大活躍です。
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今年のGP-2クラスの燃料規定は75Lで、去年よりも5L減らされており、厳しいことは予想されていたので、前日に綿密にデータと取り、夜中までかかって走行スケジュールを考えました。それなのに、燃料消費計の補正係数が狂っていたという問題が発覚。
昨晩に考えた走行スケジュールがまったく使えなくなり、補正係数の推定と新しい走行スケジュールを立てるというトラブルもありましたが、ガス欠になることもなく完走。最後の数周は、となりのピットのチームと大接戦となるなど、大きく盛り上がりました。
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レースの最後、チェッカーフラッグが用意され、トップのクルマがフィニッシュラインに近づいてきて、これで終了だと思った瞬間、トップのクルマは何か勘違いしたらしく、17:59:58でフィニッシュラインを通過。このため、レースがあともう一周追加されてしまいました。
(レース・マネジメントとしては、2位との差が開いていたので、ここで少しペースを落とさせるなどして2秒遅らせ、18:00:00を過ぎてフィニッシュラインを通過させ、それでレース終了とさせるのが普通。そういうのも監督の仕事。)
みなギリギリの燃料で走ってたいるので、あと一周が回りきれず、ガス欠でフィニッシュできなくなってしまったクルマや、フィニッシュラインを通過してガス欠で止まってしまうクルマが続出。うちのチームは幸いにして燃料に余裕を出していましたが、逆にそこまで燃料を追い込めるマネージメントを私もやれるようにしなくては、と思いました。
写真は、フィニッシュラインを通過して動けなくなったクルマ達。
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レースの結果は昨年よりもわずかに上がっているものの、目標としていた中の上にはまったく届かず。少し燃料を余らせてしまったという反省も残りました。
でも、楽しむという最大の目標は今年も達成しているので、問題なしです。また来年も出ますよ。

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