コルベットZR1 再び量産車最速の座に復帰


もうじきデリバリーが開始される2012年モデルのコルベットZR1がニュルブルクリンクで再び量産車最速タイムを出しました。

7分19秒63

もちろん、無改造でタイヤも新車時にオプションとしてカタログに載っているタイヤです。2008年にZR1で出した記録を6秒短縮。その後に更新された、ポルシェ911GTS RS(7分24秒)、ダッジ・バイパーACR(7分22秒)は当然凌いでいます。

今回は、タイヤの変更の効果が大きいというのが、GMがプレスリリースで述べている見解。タイヤはコルベットZR1とZ06用にミシュランが開発したPilot Sport Cup Zero Pressure。これが2012年モデルの目玉とされています。

ニュルブルクリンクでコルベットZR1よりも速いタイムを出している公道用市販車は数台ありますが、ラディカルやパガーニといったクルマで、量産車と言えるものではありません。したがって、今の時点では量産市販車最速ということになります。

ところで、ニュルブルクリンクと言えば、日本ではニッサンGTRが挑戦していることがよく知られています。GTRは4WDで2ペダルのデュアルクラッチ。一方GTRよりも速いタイムを出しているコルベットやポルシェやバイパーはいずれも2WDで3ペダルの古典的なMT。形式的にはGTRの方が有利なはずですが、やはり重すぎるのですかねぇ。