2010年12月14日

クラッシック・コルベットの証明サービス

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コルベットは量産市販車でありながら、アメリカでは立派なコレクターカーとして流通します。特にクラッシック・コルベットはクラッシック・フェラーリと同等の扱いを受けます。金額はクラッシック・フェラーリと比べると安価ですが、鑑定に関する資料や規定、歴史書の数はクラッシック・フェラーリよりも豊富です。そういうクラッシック・コルベットにとって、履歴や書類は価値を決める重要な要素です。書類がすべて揃っていることや履歴が明確であることが取引価格を大きく左右します。

クラッシック・コルベットの鑑定や履歴の管理をしているNCRS(the National Corvette Restorers Society)GMのヘリテッジセンターと協力して新しいサービスを開始しました。

Shipping Data Report Serviceは、そのコルベットが販売された当時のディーラーのコード、名前、住所、そして生産日を報告してくれます。対応可能なコルベットは1962年式の#6000以降から1975年式まで。費用は$40。

Document Validation Serviceは、クラッシック・コルベットに付属する各種ドキュメント類をGMの記録と照合し、正しければそのドキュメントが本物であることを証明するサービス。これも費用は$40。

上記二つのサービスを受けるにはNCRSの会員になる必要があります。

NCRSは現在では1953年式から1996年式までの鑑定を行って、その程度によって賞を付与しています。そしてこれは以前からあるサービスですが、NCRS Car Award Confirmation Serviceは、その個体がNCRSの賞を受賞したものかどうか照合してくれるサービス。クラッシック・コルベットの世界では、NCRSの鑑定結果が何よりも重視されます。例えば、これから買おうとしているNCRSのTop Flight(NCRS鑑定で最高ランク)を受賞したと表示されているクラッシック・コルベットが本物なのかどうか?そういったことをNCRSのデータベースと照合して確認してくれるサービス。費用は$300。
これはNCRSの会員である必要はありません。

ちなみに、lateモデルのコルベットであれば、ディーラーに頼むと履歴をコンピュータから引き出してくれます。その履歴には、クルマの生産日、どこで販売されたか、これまでにどんな整備がされたか、等が記録されています。

中古で購入した古いコルベット。調べてみると意外な過去が出てくるかもしれませんよ。

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