2010年6月10日
ルマン挑戦50周年
今週末は、ル・マン24時間レース。今年はコルベットが始めてル・マンに挑戦してから50年目にあたるということで、コルベット・レーシングを気合が入っています。GMは、ル・マン挑戦50周年の特別記念車も製作しました。ビデオに出てくる白のC6がそのクルマ。
このビデオの大部分が撮影されたのは、カリフォルニア州のラグナ・セカ・レースウェイ。マツダが冠スポンサーになっていますが、そのマツダは現在、オフィシャルなレージングカーを持っていません。
ラグナ・セカにはアメリカ在住時に、何度も訪れています。
日本ではなかなか実感することはないですが、アメリカではコルベットは本当に特別なクルマです。ラグナ・セカのALMSのレースにコルベットで行くと、こんな特別扱いを受けます。
確か200台くらいまでの台数限定ですが、インフィールドのコルベット専用駐車場に駐車できます。写真のブルーのコルベットは、まさに私のコルベットで、今日本で乗っているそのものです。奥に白い大きなテントがありますが、あれはGMが用意したもので、飲み物と軽食が用意されています。もちろん無料です。
テントの中では、ビンテージ・コルベットや、当時発表されたばかりのC6Z06のフレームなどが展示されています。これは、GMの重役やチーフエンジニアが挨拶しているところです。こういう雰囲気なので、誰もが気軽にチーフエンジニアに話しかけて、直接質問したりできます。
インフィールドに入るためには、近所のホテルで先着順の登録を済ませなければなりません。アメリカに引っ越した最初の頃に行ったときには、その方法を知らずインフィールドには入れませんでした。でも、インフィールドに入れなくても、外側にコルベット専用駐車場が用意されていて、コルベットで行くとそこに誘導されます。
これは、初めてラグナ・セカに行ったときの写真ですが、当時はC4コルベットに乗っていました。手前の黒いやつです。コルベット専用駐車場はとても広く、見渡す限りコルベットという感じでした。写真に入るのは、そのごく一部です。
コルベットは年間3万台を生産する大量生産車でありながらも、趣味性を強く出すために、メーカーとオーナーが共にも努力しています。それが50数年続いているわけで、"Corvette is a special"と言われる理由の一つです。
さて、ル・マンのほうですが、現在の暫定予選順位でC6.Rは2位と3位だそうです。
- by arai
- at 21:09