DTC表示プラグ
01/18/2004


コルベットは96年式からOBD-2という自己診断機能を持つようになり、かなりのトラブルやセンサ出力をコードスキャナーで読み取れるようになった。しかしOBD-2は主にエンジンの対ガス対策デバイス用のためのものなので、シャシー関係や内装、電装関係のトラブルは、まだまだコードスキャナーで表示されないものがたくさんある。
そういったシャシー関係のトラブルコードは、DLC(Data Link Connector)の端子を規定の方法でショートさせることによって読み出せる。ところが、このショートのさせ方が、結構難しく、また、ピン番号を間違えたりしやすい。DLCには電源ラインもあるので、間違えた端子をショートさせると故障の原因になる。そこで活躍するのが、このDTC表示プラグ。正式には"FAULT CODE DIAGNOSTIC GROUNDING PLUGS"という。
写真の黒いカプラをDLCに挿すと、規定の端子がショートするようにできている。このプラグを買うと、写真の緑色の小冊子も付いてきて、ここにコードの出し方、読み方、意味が書かれている。この冊子の手順に従ってプラグを挿せば、自己診断コードが、規定の方法で表示されるというわけ。 DLCのショートは、結構難しいので、これがあると便利で安全。